体は食事によって変わります。好ましくない食習慣が病気の原因となったり、老化を早めたりします。体のどの部分も食品中の栄養素からできており、体を良くも悪くもできるのは食品の持つ栄養素の力だと言えます。
①栄養素について
(栄養素の種類)
・3大栄養素=糖質、タンパク質、脂質
・5大栄養素=3大栄養素+ビタミン+ミネラル
・7大栄養素=5大栄養素+食物繊維+ファイトケミカル
*ビタミン 認められているのは13種類
ビタミンA・D・E・K・B1・B2・B6・B12・C・ナイアシン・葉酸・ビオチン・パントテン
酸
*ミネラル 必須ミネラルは16種類
カルシウム・リン・イオウ・カリウム・ナトリウム・塩素・マグネシウム・鉄・亜鉛・銅・
ヨウ素・マンガン・セレン・モリブデン・クロム・コバルト
*ミネラルは細胞機能の維持や調節に不可欠で、同じように働くビタミンとの違いは、ビタ
ミンが元素から作られる有機化合物なのに対し、ミネラルは元素そのものである点です。
*活性酸素を消去する酵素のSODには亜鉛、銅、マンガンなどが関与しており、これらのミ
ネラルが不足するとSODは低下し、活性酸素による老化や病気が進行します。
②食品について
*1つの食品で1日に必要な栄養素をバランスよくとれる完全食品は存在しない。そのため、
種々の食品をバランスよくとることが重要です。
・ポイントは、毎食、主食、主菜、副菜をそろえることです。
主食(米・麺・パンなどの穀類)1杯
主菜(魚・肉・卵・豆類)1杯
副菜(野菜、海藻、きのこなど)2皿
上記に加え 果物と乳製品をプラス
*抗酸化食品を摂取することも重要です。
・ポイントは、近年注目の抗酸化ビタミン(A、C、E)や抗酸化物質の代表ポリフェノール
をしっかり取り入れることです。
・抗酸化成分の種類
a.ポリフェノール類(フラボノイド系、非フラボノイド系)
b.抗酸化ビタミン(ビタミンA、C、E、)
c.抗酸化ミネラル(セレン、マンガン、亜鉛、銅)
d.その他の抗酸化成分(CoQ10、含流化合物)
*低カロリー・高たんぱく食は長寿食は長寿食といわれています。